三方よしで行こう!

副業の本せどりとブログでダラダラ稼ぐ!マイペースな人に贈る

ザノンフィクション「北朝鮮へ送るラジオ放送しおかぜ」資金源はカンパ?スポンサーはいないのかな。

こんにちは、yocoya(@yocoya1000)です。

ザノンフィクションシリーズですね。

1回目 2回目 3回目

今日は4回目となります。
「オレがやらなきゃ誰がやる!?北朝鮮へ送るラジオ放送しおかぜ」

ここの所、北朝鮮のミサイル問題が注目されています。
明日8/21からは定例の米韓合同演習が実施される予定、また25日は「先軍の日」、9月9日は「建国記念日」にミサイル発射計画を決行するのではと言われています。
まだまだ心配な状況ですね。

今回の放送では、北朝鮮拉致問題についての回でした。

目次

内容のあらまし

主人公は村尾建兒さん(52歳)。毎日、北朝鮮拉致被害者に向けてラジオ番組を放送している日本人です。

村尾さんは40歳まで普通のサラリーマンでした。きっかけは2002年の史上初の日朝首脳会談。小泉元総理の訪朝で5人が帰国、しかし村尾さんは納得しませんでした。表に出ていない拉致被害者は未だに数百名以上にいるはずと。

番組名は「しおかぜ」短波1日2時間半、毎日放送しています。
内容は再会を待つ家族の声、拉致被害疑惑の方の名前の呼びかけ、北朝鮮関連のニュースなどです。

日本政府は曽我ひとみさんが北朝鮮に拉致されていたと認識していなかったことがキッカケとなって、全国の行方不明者家族から拉致被害者家族会へ問い合わせが殺到します。

すると大量に寄せられた情報から共通点が見つかります。
看護師や印刷業など北朝鮮で手薄とされている職業の方が多いとわかりました。 それに関連するニュースです。印刷業の方は日本の印刷技術や偽札造りのために拉致されたのでは…との見解です。

そして「特定失踪者問題調査会」が設立され、村尾さんが参加しました。
公式ページ
特定失踪者問題調査会

拉致被害者のご家族と村尾さんが拉致当時の話をするシーンは心が痛みます。

誰もやらないからやめられないと言う村尾さん。
夜のオンエアチェックをすると北朝鮮による妨害があります。(外国からの情報を入れないようにするため、妨害電波を出す施設が200箇所あるらしいです…)

村尾さんは元々気は弱かったそうです。
お父さんは任侠映画の有名な脚本家村尾昭さん。
幼い頃から父の映画を観た影響で「おかしいと思ったら命を懸けてでも戦う」
そんな所に憧れているそうです。

しおかぜをより多くの拉致被害者に聞いてもらうための新たな取り組みは中波(AM)による放送です。

しかし韓国の北朝鮮から1番近い島「延坪島(ヨンピョン島)」からオンエアチェックをすると、1分程順調に聴けたのですが…

混線してオールナイトニッポンがしおかぜをかき消してしまいます。

韓国である脱北者に出会います。キムヒョンスさん、8年前脱北し現在は後続の脱北者を支援している方です。

村尾さんはラジオの短波と中波どちらがいいか尋ねるとキムさんは「短波は聴くのが難しい、なぜなら中国からの密輸品は短波の聴けないAMラジオです。」と。

また、北朝鮮ではほとんどカセット付きラジカセだそうです。
理由は捕まった時にカセットを聴くためだと言い訳するためです。
ラジオを聴くだけで大変な事になってしまうんですね…

拉致問題解決に向けてキムさんのアドバイスは脱北しようとする北朝鮮の人とコンタクトを取ることです。
「脱北したら日本人の情報をください」とラジオで伝えたら良いとのことです。

村尾さんの番組最後の言葉です。 「拉致問題って他人事にしか感じないというふうに言われているけど、同じ家族が引き離されているというのはどんな事件でも、震災でも変わらないと思うし、そういう時に皆がちょっとでもかわいそうだねとか、関心を持つきっかけ…だって僕みたいなやつがこんなことやってるわけだから誰でもできる話なんです。
そのためには多くの人たちにこういう情報を知ってもらって関心を持つ人を1人でも多く増やしたい」

しおかぜの資金源は?カンパ先はコチラ

脱サラして拉致問題と戦うって凄い勇気ですよね。高倉健が少しだけ乗り移ってるんですかね(笑)

しおかぜの資金源ってなんだろうなと思ったら大半はカンパだそうです。
http://chosa-kai.jp/kanpa.html
このページに詳しく書いてあります。
直接カンパかグッズの購入によって資金提供出来ます。
ポスターやストラップもあるんですね。

カンパの振込先はここのトップページにありますね。
特定失踪者問題調査会

しおかぜは慢性的な資金難に陥っているみたいです。 番組内でやった新たな取り組み「中波」放送は従来の短波に比べると6〜8倍のコストがかかります。

去年末に一時停波のお知らせの記事がありました。 ※2017年4月から中波再開しています。しかし資金難のため半年を目処とのことです。

ザノンフィクションによる放送で資金難が解決するといいですね!

感想は?

正直私も拉致問題はほとんど気にしていませんでした。
そんな私みたいな人間向けのザノンフィクションでした。

ニュースでちょくちょく取り上げていますね。

しおかぜの放送を聞いて直に救出というのは難しいかもしれないですけど、こうやって話題になれば国を動かせるかもしれませんね。
1人1人が忘れない事が大事です。

脱北者に向けて拉致被害者の日本人の情報に懸賞金とか懸けたりとかどうですかね…情報の真贋の見極めが難しそうですが。

どうするにしても、北朝鮮ではAMラジオ(中波放送)がメインなので「しおかぜ」は資金を確保して短波ではなく中波放送を維持する、また活動自体を日本で広めていかなければなりませんね。

ある日犬の散歩に行った娘が忽然と居なくなるなんて考えられないような話ですよ。

ところで終盤に出てきた偽装ラジオだけど、モザイク越しとはいえ、テレビに出しちゃっていいのかな…とちょっと思いました。

偽装ラジオとは?…北朝鮮ではラジオを自由に聴けないので「ビニールに入った何か」に見せかけたラジオが紹介されていました。

些細な事かもしれないですが、現地では下手をすれば命を落とす可能性がある事です。
今回の主人公の村尾さんを含めて安全面が心配な回だと感じました。